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会社員辞めて独立してフリーランスになって4年目。感じた5つのメリットとデメリットとは?

こんにちは。柊ゆうきです。

会社員を辞めて、コネも実績もないままフリーランスとして独立して4年が経ちました。まだ4年目ですが、フリーランスになって感じたメリットとデメリットをまとめてみます。

  • 通勤電車が苦痛
  • 会社員生活が苦痛
  • 毎日つまらない仕事をしてどっと疲れて趣味の活動すらままならない
  • ひとりで仕事したい
  • 自分のスキル一本で稼いでみたい

 

フリーランスを目指す理由は色々あると思います。

他人から見て間違っていたとしても

あなたにとって大正解ならば是非とも挑戦するべきと思います。

これからフリーランスでの生活を考えている人のために

なればと思います。

 


目次 [表示]

フリーランスになって感じた5つのメリット

まずは、フリーランスになって感じたメリットから。

時間に縛られない生き方ができる

会社員の頃は、常に”時間”に縛られて生きていました。出社時間が決まっているので、

  • 起きる時間
  • 家を出る時間
  • 電車に乗る時間
  • 会社に着く時間
  • 会社で過ごす固定時間
  • 退社時間

など、すべて”決められた時間”で行動していました。もちろん会社員ですので、月曜から金曜までの平日はすべて拘束されます。自由になる時間は、仕事をしていない時間のみ。それでも、休日に会社の仕事に拘束される時間もあったので、自由という自由はありませんでした。

 

 

オフィスで支部長に怒られる私の上司。

張り詰めた空気が漂います。

怒られた後は私に対してもその怒りの刃を向けてきます。

そんなピリピリとした中で時計を見るとまだあと何時間もあるじゃないか。

いつもの10倍ぐらいは遅く感じました。

それぐらいストレスの中での体感時間は遅いのです。

人間楽しい時間はあっという間なのに

辛い時間はとてつもなく長く感じますよね。

あれがない感じです。

 

ある意味楽すぎる。

 

フリーランスになってからは、時間に縛られることなく、自由な時間を過ごすことができるようになり、ストレスも軽減しました。

場所に縛られない生き方ができる

会社員の頃は、いつだって決まった場所に出社する必要がありました。

時間の拘束だけでなく、場所の拘束もあったわけです。毎日同じ場所に出社し、そこで決まった時間を過ごす。仕事中は、その場所を離れることはでき

ません。退社時刻になるまで、同じ場所で過ごさなければいけません。

 

上司と気まずいやりとりをして

明日も上司と会わなければいけないのか、

そんな嫌な気持ちをもんもんと持ちながら寝ようとするが

頭をよぎってなかなか寝つけない。

そんな生活でした。

 

職場を辞める大半の原因が人間関係だと思います。

 

それが耐えられない人間はダメ人間扱いされます。

しかし耐える必要はないんです。

自分の腕一本で稼げるスキルさえあれば。

 

 

 

フリーランスになってからは、場所を選ばずに仕事ができるようになりました

必要なのは、PCとネット環境と、少しの機材だけ。これさえあれば、日本全国、どこでだって同じ仕事ができます。

「今日は、外で仕事しようかな!」

とか

「桜が咲いてて、キレイだから公園で仕事しようかな!」

なんて融通をきかせることだってできます。場所にとらわれない仕事ってステキ!

通勤時間が必要なくなった

会社員の頃は、往復の通勤時間も憂鬱でした。長い時間、電車に揺られ、出社する。片道1時間とか、1日で2時間もムダにしてました

電車の中で本を読んだり、勉強したりできる人は、さほどムダな時間とは感じていないかもしれませんが、私は電車で本を読んでいても集中できなかったし、ぼーっと外を見てしまう時間の方が多かったので、通勤時間は苦痛でした。満員電車も地獄です。

フリーランスになってからは、時間に融通がきくようになったので、電車に乗る場合もラッシュの時間を避けることができるし、何よりも自宅で仕事ができるので通勤時間がかかりません。

8時−17時で仕事をするとしても、ギリギリまで寝ていられるし、時間に追われないので心の余裕が生まれます。

自己裁量で仕事の時間が決められるようになった

会社員時代は、会社で決められた時間を仕事の時間として過ごす必要があります。

「今日は、3時間だけ仕事して、残りは明日やろう」

などというワガママや自由は、会社員にはありません。会社員は決められた9時間+残業時間を過ごさなければいけません。

フリーランスは、自分で仕事の時間を決められます。365日すべて休日にすることもできるし、365日すべて働きづめでもいいわけです。1日20時間仕事してもいいし、時には1日2時間の仕事でもいいわけです。

自分で自分のスケジュールを管理できるので、先の予定の見通しは自分のさじ加減一つです。

ただスケジュールの自己管理は本当に難しいです。

だらだらツイッターを読み始めてしまう。

そしてなかなか作業に戻れない。

今日は気分が乗らないから作業しなくていいや。

そんな感じで過ごしているとあっという間に収入が目減りします。

常に危機感を持っているべきです。

 

アンテナ感度を高くすることも大事です。

 

アイドルポップスが流行ってたからそういう曲を作れば

稼げるのかと思っていたら

突如としてEDMが世界的ブームになり

アイドルポップスにもEDM要素入る。

 

そうなったときにすぐに研究して曲に取り入れられること。

そういう臨機応変に時代に対応できる力は必要です。

EDMサウンドに対応するには

EDM定番のシンセとか音創りをまた学ばなければいけません。

 

具体的に名前を出すと

やれMASSIVEだ、やれSERUMだ、やれダッキングサウンドだ、

と覚えなきゃいけないわけです。

 

そういうのをめんどくさがらずにむしろ楽しんで

覚えられるのも才能のひとつです。

 

 

 

”時間労働”から”成果労働”という考え方に変わった

会社員の頃は、決められた時間を働くことで給料がもらえると思っていました。”時間労働”ですね。決まった時間内にやることをやっていればOKという考え方です。もちろん、”やるべきことは何か”や”成果を出すためにどうすればいいか”といったことは考えていましたが、すべて”時間内で終わらせる”という考え方です。

9時間の労働時間があったら、その時間内に終わればいいやという考え方です。

フリーランスになってからは、”時間内に”という考え方から、いかに”やるべきことを多くやれるか”という考え方にシフトしました。時間をかけずにやることをやりきる。大事なのは、結果に結びつけることですからね。



フリーランスになって感じた5つのデメリット

会社員からフリーランスになってみて、メリットも大きいですが、もちろんデメリットもあります。

デメリットがメリットを超えないようであればフリーランスではなく、転職だったり会社内での部署異動を視野に入れたほうがいいかもしれません。

”安定した収入”を手放すことになる

会社員は、毎月決まったお給料が決まった支給日に振り込まれます。仕事で成果を出していても出していなくても、振り込まれるものは振り込まれます。

 

仕事で結果を出せている人は、毎年の昇給のタイミングで給与があがりますね。役職が上がれば手当もでます。

 

ですが実際には昇給が全くなく形だけの役職を与えられ

プレッシャーだけは増えていく。という人も多いのではないでしょうか。

 

仕事で結果を出せても出せなくても給料というのは経営者のさじ加減でしかありません。

 

会社に何億円もの収益を与えた研究職の方が全く他の研究員と給料が一緒という業種もあります。

青色発光ダイオードの件が有名ですね。

 

 

 

フリーランスは”安定収入”がありません。収入は、常に成果と隣り合わせです。成果が発生しなければ、手元にお金は入ってきません。

毎月の安定した収入を手放すのが怖いという方は、独立しない方がいいかもしれませんね。

会社員時代に副業で収入を得られる状態にしてから独立するという方もいます。まずは副業として成果が出始めてから、と考えるのもひとつの手です。

私もそのパターンです。

 

確定申告を自分で行う必要がある

会社員は、会社で確定申告をしてくれるので、基本ノータッチです。ただフリーランスになると、自分で確定申告を行わなければいけません。

毎月、コツコツ領収書をまとめ、収支の計算を複式簿記で行い、3月には税理士の方に相談し、期日までに確定申告を行う。

確定申告を行うためのツールもたくさんあるので、一時代前に比べたら容易になっているのかもしれませんが、それでも自分で確定申告を行うというのはそれなりの体力が必要です。

Freeeなどのシステムを上手に使って、日頃からコツコツ作業できる人には向いていると思いますが、できない人は会社員を続けた方がいいでしょう。

年金・保険制度の恩恵が会社員よりも弱い

フリーランスは、会社員と違い、”国民年金”と”国民保険”に加入します。

楽家の場合は文芸美術国民健康保険組合(全国の会員が対象)というものもあります。

 

会社員は”厚生年金”として年金額の半分を会社が負担してくれます。その分、年金としてバックされる額も大きくなりますが、フリーランスは”国民年金”なので、バックされる額は一定です。

保険も自分で加入しなければいけません。

個人事業主は、今まで会社が行ってくれていた各種手続きなどもすべて自分で行わなければいけないので、やりたい仕事だけに集中するのは難しいかもしれませんね。個人商店とはそんなものです。

スケジューリングできない人はやめた方がいい

 

自分から行動を起こさなきゃ何も始まりません。それができない人は、会社員を続けて拘束されているほうが充実した日々を送れることでしょう。

 

最新の音楽を聴いて、「このサウンドを完全にコピーしてみよう」

だとか

DTMの新製品を片っ端から使ってみる、だとか

技術的な興味が強い人のほうが向いています。

人から何かを言われないと始められない人には向いていないでしょう。

 

世の中にある売れている音楽を全て創り出せるように努力する。

という考え方の人は向いています。

 

逆に

 

「売れている音楽なんてクソ食らえ!俺の音楽こそ至高なんだ!」

 

みたいなアーティスト思考の人には向いていませんね。

  

終わりに…

まだ4年目で感じたメリットとデメリットなので、これからフリーランスで仕事をしていく上でもっと視野が広がって見えてくるものも増えると思います。

今回は、フリーランスになろうかどうか迷っている方に、フリーランスの入口で感じたことを知ってもらえればいいなという思いで書きました。

感じることは人それぞれ色々あると思いますが、これは的を得ているんじゃないかな?

物事にはメリット・デメリットが必ず存在します。そのメリット・デメリットを自分の中でどう咀嚼していくかが今後のポイントですね!

現場からは以上です。