ゲーム開発会社で働くブラック社畜漫画が話題に！
読んでいて面白かったです
漫画自体は面白いのでサクッと読めた
ただコメント欄でも指摘されていることなんだけど
奴隷労働が美化されていること
作中で徹夜で仕事をしているイケメン南君は
完璧超人として扱われています
仕事に対する意識が高く長時間労働を耐えて
仕事の品質も高い、人格者だしイケメン
そしてそんな素晴らしい社畜に主人公も恋に落ちる予感・・・？
毎日終電帰りで仕事をするのが偉い
定時で帰るやつは悪人という世界観です
たまに徹夜して朝まで社内にいるやつこそ立派な社会人
そして完全徹夜したその日にも出社する私は仕事デキる人間
という世界観
juno
残業80hで宇宙人扱い、休出は時々するだけで、徹夜明けは15時出社で有休も取れる…ゲーム業界ってホワイトなんだなぁ。ITドカタには眩しい。
2018年10月8日·返信
そういう世界観の漫画なので、俺はもっと社畜なんだぞ、
というコメントも来ています
「ゲーム業界でクリエイティブな仕事に携わっている私カッコいい！
だから長時間労働だって耐えられる！」
これは立派なやりがい搾取です
こういう価値観の漫画を学生が読んで真に受けて
長時間労働こそ美だと刷り込まれ
そして経営者もそれを利用して使い捨てる
日本社会の労働の現場の闇を深くしているんじゃないでしょうか
ブラック経営者からしたら奴隷労働啓蒙漫画なので
むしろこういう漫画が増えるのは好都合といえるかもしれません
外国人が海外から日本に働きにきてまず驚いたり怒ったりすることが
日本人の労働時間の守らなさです
退社時間を守らない
海外では業務時間内に仕事を終わらせる人間こそ有能で
居残りしている人間はだめ社員
その価値観は圧倒的に正しい
人間のワークライフバランスのためにも
それが日本は狂ってるからこんなにも体や心を壊してる人が多いわけで
この漫画ではその真逆の世界観ですよね
南みたいな時間を守らないやつはむしろ会社から引っ張り出して
退社させるぐらいのほうが本当はいいわけで。
一方でこういうニュースも見ました
日本のネット利用はかなり短いです
なんと3時間
なぜそんなに短いというと長時間労働がのさばっているからですね
それでいて生産性は世界最悪レベル
長時間労働は悪でしかない
短時間労働で生産性を上げるほうがいいに決まっている
そしてわずか3時間しかないネット利用時間で
なにを見ているかというとこんな
奴隷労働啓蒙漫画ですよ
日本の闇を覗き見た気がします
